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2020.02.25

Beyond Tube Buffer+, Booster, PreAmp Story by 千葉P

弊社への問い合わせの中に「バッファー・ブースター・プリアンプの違いは何?」「使い分けは?」「接続順は?」等のご質問を頂いております。

うちの千葉Pのコメントです。


Beyond Tube Buffer+

ギター信号をローインピーダンス化する目的であり、その出力インピーダンスは約150Ω。
これは、後段に多数のエフェクターを繋いでも、100mのケーブルを使用しても、音質の劣化を感じさせず、外部ノイズにも十分に耐えうるレベルです。

さらには、かけっぱなし(随時オン状態)で使用することから、真空管による音質特性を乗算する設計でありながら、その歪成分はミニマムに抑えています。(いわゆるクリーントーン)

Beyond Tube Booster

マーシャルやフェンダーその他といった真空管アンプのドライブに、さらなる音圧と粘り・ゲインアップ・音量アップを目的として作りました。
「ゲインつまみのみ」といった仕様も、元々の音はアンプで作り、必要に応じて(曲中盛り上がるサビやフレーズ・ギターソロ時等)ブーストするといったイメージです。

よって、3種中最もゲイン・音圧・ねばりが強く感じられます。(あくまで設計上の話です、感じ方は個人差があります。)

開発意図とは異なり「デジタルアンプやJCに繋ぐと真空管アンプのようなサウンドになる」といった各所からのご意見も多く、本来のブースト機能ではない使い方が話題になりましたが、本来はBeyond Tube Buffer+/Beyond Tube PreAmpにこそ、その目的があります。

Beyond Tube PreAmp

名前に「アンプ」とあるように、音作りをメインとして設計しました。
故に3バンドのイコライザーも搭載し、そのフラットトーンは原音に忠実となっています。
ゲインの質もブースターとは異なり、歪みよりも「原音+真空管サウンド」を目的としています。(あくまで設計上の話です、感じ方は個人差があります。)

マーシャルやフェンダーその他といった真空管アンプそれぞれの個性に、さらなるユーザー様個々のサウンドメイキングを可能とし、デジタルアンプやJCといったトランジスタアンプには、シミュレーションだけでは得られない「真空管アンプ本物の空気感」を与えることが狙いです。

以上は、開発の趣旨であり、設計の意図。
もちろん使い方はユーザー様それぞれ「カッコいい!」と思われることが一番、メーカーとして何が正しいかを規定するものではありません。

できることならご自身でご試奏いただき、それぞれに合った組み合わせ・使い方を探していただくのも、楽しみのひとつかもしれません。

多くの方にご試奏いただけるよう、販売店の拡張やご試奏環境の増加・イベント開催等、模索していますがまだまだ十分とは言えない状況です。

Youtube等でカバーしていけるよう、さらなる動画の充実も企画中です。


ということでした。
他にも「Beyond Tube PreAmpをどこに繋ぐか?」をテーマとした面白い実験動画を、JCを使って企画中らしいので、出来次第またご報告します。

撮影が始まると暇そうな千葉P


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