2020.09.23
Beyondシリーズを試奏して頂いた皆様から「スピードが速い!」「たちあがりが速い!」「ピッキングレスポンスがすごい!」といったご意見が数多くあります。
「これってどういうこと?」っていうお問い合わせが結構ありましたので、私なりのご回答をまとめてみました。
ピッキングレスポンスとは、「ピッキング=ピックで弦を弾く」の「レスポンス=応答・反応」のこと。
つまり、「弾いたときの反応」ですね。
では「弾いたときの反応がいい」「弾いたときの反応が速い」とはどういうことでしょう?
「反応」とは「音」です。
「弾く」と同時に「音が出る」、これが「反応が速い」ということです。
「そんなのあたりまえじゃーん!」って思いますよね。
ところが違うんです!
ピッキングにより生じた電気信号は、様々な回路(ケーブルや各種エフェクター等)を通ることで微妙にレイテンシーが起こります。
これにより「なんかどんくさい・スルドくない・やわらかい」イメージになってしまいます。
ところがBeyondシリーズの真空管による増幅にはこの「遅れ」がまったくありません。
「弾く」と同時に「音が出」ます。
ので、Beyondシリーズは「速い!」「レスポンスがいい!」と言われるのです。
注意! けして、弾いた以上に速く音は出ません(*´∀`)
で!これらのことをオシロスコープで実際に測ってみました。
黄色がギターからの信号を直接オシロスコープへ入力したもの。
青がギターからトランジスタ回路のエフェクターを通し入力したもの
明らかに遅れているのがわかります。
それに対しBeyondのブースターを通した波形がこちらです。
同じく黄色がギターからの信号を直接オシロスコープへ入力したもの。
青がギターからBeyond Tube Boosterを通し入力したもの。
ドンピシャで重なっているのがわかります。
これが、引くと同時に音が出ている状態です。
結果、「速えええ!!!」って感じるわけです。